第3話: ユウ君 (English Grammar in Use) ネタバレやん!


いよいよ授業の中で英文法を扱っていこうとした際、最初にテキストとして選んだのは English Grammar in Use(ゆみこちゃんとガリレオの間では「ユウ君」と呼んでいたーちなみに入門編の方は「弟君」)であった。ユウ君といえば、世間的には "The world's best-selling grammar book"として名高い教材であり、英文法レッスンの指定テキストとしているスクールや教員も多い。英語教員100人に尋ねれば、ネイティヴ・ノンネイティヴ問わず99人が「良い教材」と口を揃えるのではないかとすら思える。しかしガリレオとしては、積極的に推したい教材として選んだというわけではなく、むしろ「"Better than ユウ君"と言えるほどのものが思いつかないので」という程度の理由での導入であった。(この部分も、ゆみこちゃんの「英文法を1から学びたい!」という真剣な思いをガリレオが受け止めきれていなかった反省点の一つである。)

ユウ君は「自己学習でも進めていけるテキスト」であると謳っているが、ガリレオはこれに対して(少なくとも日本人英語学習者に限って言えば)非常に懐疑的である。実際、ゆみこちゃんの場合も、英文法学習への意欲は人一倍あったにもかかわらず、ユウ君を使っての学習は思うように進まなかった。以下、その理由の分析・考察を行ってみたい。現在 English Grammar in Useを使って英文法学習を試みている人や、過去に使ってみたことがあるという人にも、思い当たる節があるのではないだろうか?


English Grammar in Useへの critical evaluationは動画で!